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スターフェリー

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2008年11月25日香港

香港が大好きで特にスターフェリーを見ると胸がドキドキする。初恋の人を思い出したような気分だ(何年前の話なん)

初恋は小学校の6年生だったと思う。あの年齢は女子の方が成長が早く積極的に活動してたような記憶がある。休みの日に男女グループでハイキングに行ったりから始まって、女の子の家でクリスマス会をしたり、HKさんとペアをいつも組んでた。きっと女子の中で事前の話し合いができていたんだろう。ところが私ときたら完全な鈍感頭で楽しいとか好きになったとか全く感じることはなかった。別にその女子が好きじゃないとかじゃなくて恋愛感情などという物に気が付いていなかったと思う。

ところが
期末の成績表を配るとき受取って席について眺めていると、左隣に座ったHKさんがいきなり成績表を横取りして左側に隠すように倒れこんで「取れるものなら取って頂戴」と言わんばかりの挑発をしてきた。私は見られるのがとても恥ずかしくて必死に取り返そうとして、HKさんの右横から体の上に覆いかぶさるようにして、見ようによっては抱きつくような感じになってしまった。適当なところで「ごめんね」と言って返してくれたが私はプンプンであったのを覚えている。

不機嫌で帰宅し、夕飯をいただいた後、自分の部屋でボーとしていると、なぜか急にHKさんの顔が浮かんでくる。訳も分からず動悸がする。顔が熱くなる。忘れようとしたら学校で抱きついてしまったことを思い出し余計にドキドキが激しくなってくる。今記憶を深堀しても何か直接的な接触があったわけじゃなし服の上から覆いかぶさっただけなのに、こんなことは初めての経験でなおかつ恋愛感情という物に気が付かない。

当時は男女混合で遊んでて、昼休憩など馬飛びなどして少しぐらいの接触は日常茶飯事で気にするほどでもないと思っていた。ところが今回は違う。違うのだ。その時の気持ちを紐解くと、なぜHKさんはあんなことをしたんだろうか?(活発な子ではあったがいたずらを仕掛けるような子ではなかった)、その頃の傾向としてグループで遊ぶときにいつもペアだった。覆いかぶさった時の感触が残っている。ひょっとしてこれは「好かれてる」ということか?と勘違いの第一歩が始まる。そしてこのドキドキ感は「好きなのかも」と勘違い第二弾。

  初恋の始まりであった。

話はここから全く展開せず、私の記憶にもない。ただ中3の時に親友(あの素晴らしい愛をもう一度で登場)の体育会系親分気質の彼が初めての男女交際をした時の相手がHKさんと聞いて複雑な感情をもった。嫉妬とは違う、なんだろう。


長々と失礼しました。こんなおじさんの昔話なんて興味ないかもしれませんね。一つだけ覚えてて欲しいのは何歳になっても恋愛感情(もしくはそれに似た感情)は持ち続けているということです。若い時と違って即行動と言うわけにはいきませんが。

おやすみなさい。






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by izutamaarunoni | 2021-02-07 22:51 | 思い出 | Trackback | Comments(0)

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